「明石市長」あの一言さえなければ・・・実は「市民のためなら私が土下座に行く」ともしゃべってた!

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   兵庫県明石市の泉房穂市が職員に対し、「火つけてこい。燃やしちまえ!」などと暴言を浴びせていたことが明らかになった。泉市長はきのう29日(2019年1月)に「すべて事実です。許されない発言だと深く反省しています」と頭を下げた。

   暴言があったのは2017年6月のこと。国道の拡幅工事をめぐる立ち退き交渉が遅れていたため、担当職員を市長室に呼び、経過状況を聞くうちにヒートアップした。市長は「非常に激高した状況で口走ってしまった」と釈明している。

   市の関係者は「またという感じです。しょっちゅうあることで、あれぐらいでは、みんな驚かない。ゴミ箱を蹴るのもよく聞きます」と話すが、神戸新聞(1月29日付)によるとだいぶ様子が違う。市長は前段でこう話していたのだ。

   「ほんまに何のためにやっとる工事や。安全対策でしょ。あっこの角で人が巻き込まれて死んだわけでしょ。だから拡幅するんでしょ。(担当者)2人が行って難しければ、私が行きますけど、私が行って土下座でもしますわ。(略)市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためしんどい仕事するんや、役所は」

行政サービスなど進歩的な市政

   司会の小倉智昭「『火をつけてこい!』」のくだりがなければ、問題ないんじゃないの」

   深澤真紀(コラムニスト)「評判のいい部分もある市長で、行政サービスなどもかなり先進的なことをしています。一方で言葉が過ぎてしまう面もあり、残念ですね」

   泉市長は東京大を卒業してNHKに入局し、ディレクターを経て弁護士の資格を得ている。その後、衆議院議員を1期務め、2011年に明石市長に初当選し、現在2期目。今年4月(2019年)の市長選では「市民のみなさんの判断を仰ぎたい」と述べている。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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