昨日27日(2019年1月)、2020年12月31日をもって活動休止することを発表したジャニーズの嵐。午後8時過ぎにはメンバー全員で会見を開き、それぞれの想いを述べた。
「活動休止」は、2017年6月にリーダーの大野智さん(38)から「嵐の活動を終えたい」と打ち明けられてから、みんなで何度も話し合いを重ねてたどり着いた結論だと説明。大野さんは「休養」という形をとることになった。
嵐会見でイラつかせた質問に石原良純「なんなんですかね」
メンバー一人ひとりが自分の言葉で誠実に話した会見は、見ていて気持ちのいいものだったが、途中、記者から厳しい質問もあった。
1人の記者が「無責任じゃないかという指摘もあるが」という質問を投げかけたのだ。
これに対し櫻井翔さん(37)は「およそ2年かけて感謝の気持ちを伝えていく。それが我々の誠意です。それが届くようにたくさんの言葉をお伝えし、たくさんのパフォーマンスをしていきたい。その姿勢と行動をもってそれが果たして無責任かどうかご判断いただけたらと思っている」と返した。
さらに、「リーダーが批判の矢面に立たされるのでは」という質問には、二宮和也さん(35)が、「僕らは1人がやりたくないと言ったとき、なぜ嫌なのかを徹底的に話し合って、みんなで共有して決断を下す。もしリーダー1人が悪者に見えているなら、我々の力不足です」と回答した。
大野の気持ちを受け入れるのが嵐メンバーらしい
さて、嵐と親しいという司会の羽鳥慎一は、番組で活動休止のニュースを聞いた瞬間を振り返った。「最初は『誰か結婚するのか』など下世話なことを勘ぐってしまったが、言い出しっぺが大野君と聞き、納得した」と話し、エピソードを明かした。
2001年に「真夜中の嵐」という嵐初の単独レギュラー番組で一緒に仕事をした羽鳥は、「将来の夢」をメンバーに聞いた。「紅白に出たい」「この番組をゴールデン番組にしたい」とメンバーが語る中、大野さんだけ「パン屋になりたい」と話したというのだ。
羽鳥は「100%ウケ狙いでもなく、やる気がないわけでもないんですよ」と大野さんのちょっと不思議でユニークなキャラを説明。「さらに、それ(大野さんの気持ち)を受け入れるのがメンバーらしい」と感心していた。
石原良純(気象予報士、タレント)「本当に仲が良いのが伝わってきて、嵐らしい良い記者会見でした。『無責任ですね』っていう質問だけにイラッときました。なんですかね、あの質問」
羽鳥「みんなイラッとしたでしょうね。何か会見で爪痕を残したかったんじゃないですか?嵐と仕事をしたことのある人ならあの場で『無責任』という言葉は出てこないです」
宇賀なつみ(テレビ朝日アナウンサー)「トップアイドルとしてのプロ意識を感じました。誠実さとか責任感とか周りの方への感謝とか。発表を聞いて悲しんだ方たくさんいると思いますが、会見を見て安心できたのではないかと思います」