人気アイドル・グループ「嵐」の5人が昨日(27日)夜緊急会見をして、「2020年いっぱいで、グループ活動を休止する」と発表した。驚いたことに、1年半もかけた話し合いの結果で、「最後まで笑っていよう」が合言葉。改めて、「嵐」の絆の強さが浮かび上がった。
大野「何にも縛られない自由な生活をしたい」が始まり
リーダーの大野智さん(38)が、決定までの経緯を語った。そもそもは大野さんの意向だった。2017年6月、メンバーに集まってもらって伝えた。
「いったんグループの活動を終えたい。何にも縛られない自由に生活してみたい。何をすると決まっているわけではないが、この世界を離れて、普通の生活がしたい」
4人は驚いた。それぞれが語った。
二宮和也さん(35)「衝撃でした。5人でないと嵐でない。でも、リーダーの思いを尊重した」
櫻井翔さん(37)さん「相談というより、決まっているなと思った。1人の人生を縛ることはできないし、時間をかけても全員が納得できるよう着地させないと、と思った」
松本潤さん(35)「メンバーがいい形のうちに、グループをしめることを考えたこともあったので、驚かなかった。2020年の区切りはベストじゃないかと思う」
相葉雅紀さん(36)「ひっくり返った。どうにか続けられないかと話し合った。同じ方向を向いていないのを付き合わせるのは違うなと、最後は納得した」
その後、グループは何度も話し合い、大野さんはメンバーと個別にも話を続け、昨年(2018年)2月に所属事務所に伝えた。そこでさらに4か月話し合い、決断したのは昨年6月だったという。
「嵐」は1999年、ハワイのクルーザーの上から華々しくデビューした。これまでにシングル56枚を出し、うち52枚が1位。紅白には10年連続出場。昨年12月の東京ドーム公演で、2020年までの全50公演、237万5000人動員計画を発表。「5×20(ファイブ・バイ・トゥエンティ)」と名付けられた。その上での「活動休止」宣言だった。