韓国国防省は、東シナ海の離於島(イオド)付近海上で、23日(2019年1月)午後2時3分ごろ、日本の哨戒機が韓国海軍の艦艇に「距離540メートル、高度60~70メートルと超低空で接近し、明白な挑発行為とみなす威嚇飛行を行った」と発表した。「このような行為が繰り返された場合、軍の対応行動規則に沿って強力な対応を取る」と武力行使もほのめかした。
これに対し、岩屋毅防衛相は、指摘された哨戒機は海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県)所属のP3Cだったことを明らかにし、「距離500メートル以上、高度150メートル以上を確保し、適切な運用、飛行を行っている」と否定した。
離於島周辺は日本の防空識別圏内だが、海域については韓国が管轄権を主張している。
経済制裁中の北朝鮮船と物のやりとり
韓国国防省の異例の発表のあと行われた日韓外相会談でも、康京和外相は「日本の威嚇飛行が続いている。遺憾に思う」と述べたが、河野太郎外相は「韓国の主張する距離では飛行していない。韓国側の主張は遺憾だ」と否定し、冷静な対応を求めた。
韓国は言い掛かり、難癖とも取れる言動をなぜ繰り返すのか。玉川徹(テレビ朝日解説委員)は「韓国の軍艦を監視するな、というふうにだんだん見えてしまいますよね。韓国の軍艦が入って北朝鮮の漁船を救助しているところを見られたくない意図があったとすれば、じゃ何をやっていたのかになってきます」
高木美保(タレント)「救助だけではなく、北朝鮮の漁船に何か渡そうとしていた、物のやり取りがあった可能性があるという話も聞きますからねえ」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト