いったい何が起こったのか。来月上旬(2019年2月)にも出所すると見られていた羽賀研二容疑者(本名・当真美喜男=57)が、元妻の麻由容疑者(41)とともに強制執行妨害の疑いで逮捕された。警察は裁判所の差し押さえを逃れようと偽装離婚したと見ている。
羽賀容疑者は2007年に未公開株を知人に売りつけ、3億7000万円の被害を与えたとして、詐欺および恐喝未遂で懲役6年の判決を受けて服役中だが、裁判所から被害者への3億9000万円の支払い命令を受けていて、これを免れようとしたらしい。
専門家は「実際に偽装を立証するのは容易ではない」
元妻の麻由名義となっている不動産には、複数のテナントが入居するビルやオーシャンビューを売りにした民泊施設がある。もっとも、テナントビルは2億円以上の借金があり、家賃だけでは返済は間に合わず、不動産会社代表は「前々から離婚の話は出ていた。奥さんは自分の取り分を取ったってこと」と偽装離婚を否定している。
司会の小倉智昭「昔から、借金を背負った時に財産分与というのは常套手段ですよね」
若狭勝弁護士によると、偽装離婚と判断されると財産分与が発生しないが、実際に偽装を立証するのは容易ではないという。元妻が否認すると起訴できない可能性もあり、その場合、羽賀は来月上旬に出所することになる。
橋口いくよ(作家)「申し訳ないですが、羽賀研二さんらしいというか、びっくりしなかったですね。やりそうなことだと思いました」