今、中国で日本製の温水洗浄トイレのパクリが大増殖している。
中国の通販サイトには、「ひっきりなしに洗浄」「伸縮パンツ」「ブランドのいいです いいです いいです」「ジリジリジリジクジ」「怠け者モード」「虹を吸う技術」など、意味不明の日本語とともに数々の便器が紹介されている。
「東日菱」のHPには下村元文部科学大臣の姿も...
「OJOJ」「湯川秀樹」「かわそ」など聞いたこともないメーカー名が並ぶ中、中国で特に有名なのが「杉本」だそうだ。中国では日本のブランドとして浸透しているという。商品紹介の動画ではカタコトの日本語が流れ、中国語の字幕がついている。
もちろん、日本での法人登記はなく、ニセモノのメーカーだ。
中国の消費者をだますためのサイト作りは手が込んでいる。
自称・トイレメーカーの「東日菱」のHPでは、「東京研究センター設立」という紹介ページに元文部科学大臣の下村博文衆議院議員の姿がある。
下村氏の事務所に「東日菱」との関係を問い合わせると、「まったく存じません。何の関係もありませんし、聞いたこともありません」との回答。画像は2015年に茨城県で行われた原発の廃炉研究センターの開所式のものを無断で加工したものだった。
文
ピノコ| 似顔絵 池田マコト