可愛いと人気だった高知・須崎市のかわうそキャラ「ちぃたん☆」が、度が過ぎたパフォーマンスをネット上に公開したことから、観光大使を解任された。オレンジ色のぬいぐるみにパッチリおメメのちぃたん☆は、いかにも子どもたちに人気がありそうだが、公開された動画は洗車場でホースを振り回し水を撒き散らす、公園でブランコに乗り大暴れ、畑では草刈り機を振り回すという乱暴者だ。
ネットや電話で「人を楽しませるのと悪ふざけは違う」「やって良いこととやってはいけないことをきちんと区別しよう」「観光大使をやめさせろ」と言ったクレームが殺到したという。
もともとは「生きた本物」だったはずが・・・
ところが、そもそも須崎市の正式な観光大使は本物の生きたカワウソだ。東京の芸能プロの社員が飼っていたかわうそをSNSに写真投稿したところ人気になり、「ぜひ市のPRに」とカワウソの町を自称している須崎市が飛びつき、観光大使に就任してもらったのだ。 しかし、生きたかわうそをイベントに引っ張りまわすのは困難と、芸能プロ側が代役としてかわうそキャラを作り出演させていた。須崎市も観光大使として黙認していたという。
大使でなくなっても地元PR活動
もっと注目されたいと考えたのか、度の過ぎた過激パフォーマンスをネット上に公開したのが裏目に出てしまった。本物のカワウソもPRの実績が確認できないということで、観光大使を解任されてしまった。
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「かわいいキャラがあの行動はそぐわない。それが笑いにつながるのかな。面白いから続けてください」
そうした声が他にもあったのだろうか、観光大使の肩書ではなく、かわうそキャラ「ちぃたん☆」としてカワウソの町で引き続き活動していくという。