「これはきのう(2019年1月15日)の韓国・ソウル市内の映像です。曇ったように見えますが、霧ではなく、PM2.5(微小粒子状物質)なんです。異常事態となっています」とキャスターの山崎夕貴が伝える。
韓国当局によると、きのう朝、ソウル市内のPM2.5濃度は1立方メートルあたり157マイクログラムと、観測史上最悪の水準となった。日本の環境省が不要な外出を控えるよう呼び掛ける基準の、約2倍の数値だ。
メディアも注意呼びかけ「外出控えて」
地元メディアのリポーターも、「出勤中バスから降りた市民たちは、急いでマスクを着用しています。高齢者や体の不自由な人は外出を控えてください」と注意を呼び掛けている。ドラッグストアではマスクが例年の3倍以上、家電量販店では空気清浄機が4倍以上売れている。
観光にも影響が出ている。屋台の店主は「観光客があまり来ないので、売り上げが半分に減っています」とぼやく。岐阜県から来たという若い女性は、「電車を降りたとき、鼻が痛くて、咳がすごく出ました」と話す。
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一ツ石| 似顔絵 池田マコト