中国でまたもパクリだ。司会の真矢ミキは「またしてもなのですが、今度は日本のトイレです」と取り上げた。
中国のショッピングサイトを開くと、日本の便器メーカーのように装った32社が出てくる。社名は「東日菱」「OJOJ」となにやら日本の大企業のようだったり、「かわそ」「松岡トイレ」などの意味不明なものもある。
宣伝コピーに、「日本の第一線ブランドは強気で駐在している」「お客様にお問い合わせください」「日本の美しい生活にお会いします」と、怪しげな日本語(?)が付いている。銀座駅に広告を出しているように偽装した写真もあった。
そうした会社に「ビビット」が電話すると、責任者という男性が「何も答えられない」「のちほど他のものから連絡します」と応答し、その連絡はなかった。
習近平政権が号令!「トイレを革命せよ」で洗浄便器ブーム
司会の国分太一「乱立には深い理由があるらしいですよ」
中国のトイレといえば、隣との壁も仕切りもなくまる見えの「ニーハオトイレ」が多いが、2015年に6万か所以上の公衆便所を個室に改修する「トイレ革命」を習近平政権が指示したことで、温水洗浄トイレが普及し、それに合わせてパクリ会社も急増した。
中国では、ニセ広告やニセ商品には3000万円以下の罰金や営業停止の規定があるが、中国人ジャーナリストの周来友さんは「実際には施行されず、外国製品のパクリぐらいは大目に見る」という。
堀尾正明キャスター「日本語を間違えてまで宣伝するのかねえ」
真矢「パクったあとに中国のオリジナリティーを加えて、すてきなものにしたらいいのに」
もっとも、中国のトイレ事情は、便器よりも使う人のマナーが問題で、糞尿が便器からあふれていることが多い。