7日(2018年1月)米ロサンゼルスで開かれたゴールデン・グロープ賞(GG)のドラマ部門作品賞は「ボヘミアン・ラプソディー」に。また主題歌賞ではレディー・ガガ(32)が初の主演映画で受賞し、共に世界的なヒット作品が喝采を浴びた。
ガガの魅力は、ピアノでもギターでもアカペラでも歌える歌唱力
「ボヘミアン・ラプソディー」は、日本での観客動員数が600万人を超え、興行収入も84億円を突破した、伝説のバンド「クイーン」の伝記映画。フレディー・マーキュリー役を務めたラミ・マレック(37)が主演男優賞を得てダブル受賞となった。
ガガの主演映画「アリー/スター誕生」は、世界で400億円超のヒットを続ける。主題歌「Shallow」はガガが自ら書き下ろしたもの。監督・出演のブラッドリー・クーパーとのデュエット。ガガは「クーパーの声がすごい」という。
映画ライターのよしひろまさみちさんは、「魅力は、ピアノでもギターでもアカペラでも歌える歌唱力だ」という。サウンドトラック盤も、全米アルバムチャートで3週連続1位。この10年で初めての現象だ。
授賞式でガガは、女性がソング・ライターとして認められるのが難しいことを訴え、協力した男性スタッフを讃えた。
毎年社会の風が吹くゴールデン・グロープ賞
キャスターの加藤浩次「主演女優賞は取れなかったが......」
ロバート・キャンベル(東大名誉教授)「GGは、毎年社会の風というか、流れを反映する。昨年は『Me Too』だったし、今年もあった」
加藤「ガガさんの演技はすごかった」
キャンベル「Shallowだけじゃなくて、『La Vie en Rose』をフランス語で歌ったり、別人のようだった」
加藤「ボヘミアン......もいい。マレックさんのフレディーへの乗り移り方」
キャンベル「一番ヒットしているのは日本。英国でもヒットしてはいるが、批評家たちは全員、凡作だ、面白くないと言った。なんで日本だけが......」
加藤「みんなが、一曲は耳に入っている。スーパースターを求めているんじゃないか」
キャンベル「セクシャリティーも含めてフレディーはマイノリティー。インド系から這い上がっていったのが、スカッとするのか」
近藤春菜「フレディーの生き方のかっこよさが羨ましい」