東京・豊洲市場の「初競り」でおととい5日(2019年1月)、史上最高額の3億3360万円で青森県大間産クロマグロを落札したすしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村の井村清社長が生出演、正月らしい話題で盛り上げた。
宿命のライバルとの一騎打ちに
司会の国分太一「今年は落ち着いた取引になるとの下馬評もあったそうですが、いくらで競ろうと思っていたんですか?」
木村社長「3000万か5000万円ぐらいかなと思っていました。築地、豊洲ともになんとか元気をと、ヨッシャという気持ちはありましたね」
2017年までは6年連続で「一番マグロ」を競り落としてきたが、昨年(2018年)は、食品事業の「LEOC」に競り負けた。今年も「LEOC」との一騎打ちとなり、どんどん値が上がっていった。
競り落とした瞬間は、木村社長も思わず「ちょっとやりすぎか」とつぶやき、居合わせた小池百合子都知事も驚きの表情を浮かべた。その278キロのクロマグロは傘下の59店舗でトロや赤身に切り分けられ、単純計算なら一貫2万円を超すところを398円から158円(税別)の通常価格で振るまわれた。
「一瞬でとろけました」「ペロッと飲めた感じです」「良いスタートを切れました」というのが、食べた人たちの反応だった。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト