年の瀬に賑わう「買い取り業者」元カレからプレゼントされたバッグと財布で95万円

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   リサイクルショップや24時間買い取り業者のところには、どんなものが持ち込まれてくるのか。「とくダネ!」が密着した。平成最後の年末の世相や暮らしぶりが浮かび上がった。

   天皇誕生日の23日(2018年12月)夜に、「24時間出張買取トゥエンティフォー」の買取アドバイザーが、大阪の20代の依頼男性の自宅を訪れた。男性は「断捨離も兼ねて、パソコンを売ろうと思いました。クリスマスのプレゼント代にでも足そうと」と話す。

   希望価格は1万円以上だったが、査定額は1万3000円。欲が出たのか「1万5000円になりませんか」と交渉したところ、買取アドバイザーは「1万4000円でどうですか」と提示した。すると、「ぼく、偶数嫌いなんで」と粘り、「1万5000円」で決まった。

   20代の女性は元カレにもらったエルメスのバッグと財布を処分した。希望額は「できるだけ高く」だったが、「両方で94万円でいかがですか」といわれ、「もう少し」と頼み、95万円で成立した。

金ピカの杯・・・高く売るつもりはがメッキもので査定ゼロ

   「リサイクルショップ出張買取24時」の松井次郎さんは、先月(2018年11月)に閉店した関東のキャバクラに出掛けた。目に付いたのは、子どもをモチーフにした西洋風の陶器の巨大オブジェだった。依頼した女性は「うちの従業員が120万円だか、80万円だかで買っちゃて。壊れちゃたんですけどね」という。松井さんは「お正月の置き物で面白いかな」 といいながら、査定額は1000円ぽっきり。ほかにあった製氷機は1万1000円ということで、「計1万2000円だってねえ」と女性は苦笑い。

   次は約40年使用したセカンドハウスの中のモノを売却したいという依頼だ。出てきたのは金色に輝く杯。24金と書いてあったが、その下に「GP」(Gold Plated)、つまり、「金メッキ」とあった。「本物なら75万円になりますが、塗っているのは価値がないですね。残念でした」と松井さん。査定額は「0円」だった。

キャスターの伊藤利尋「元カレにもらったバッグが95万円。また、元カレへの思いが去来しませんか」

山崎夕貴キャスター「それはありません」

   今からでも大掃除していれば、なにか、掘り出し物が出てくるかもしれませんよ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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