朝のワイドショーのスタッフや出演者たちは、この週末はさぞかし居心地の悪い思いをしているに違いない。21日金曜(2018年12月)の放送で、日産前会長カルロス・ゴーン被告が保釈になると伝え、ゴーンの逆襲が始まるとあれこれ解説したが、その直後に会社法違反(特別背任)容疑で歳々逮捕されてしまったからだ。ゴーン特集の前提がまったく崩れてしまったのだ。
<保釈後にゴーンの逆襲が始まる?再逮捕で「スッキリ」の予想も大外れ!>(日本テレビ系「スッキリ」)というありさまで、東京拘置所の前には保釈されて出てくるゴーンを速報しようとリポーターが張り込み、朝ワイドとしては生中継で伝えようと待ち構えていたが、<「ゴーン被告」保釈から一転 けさ再逮捕!特別背任容疑―東京拘置所前の張り込み報道陣もビックリ>(TBS系「ビビット」)と間抜けなことになってしまった。
来週は汚名返上とばかり、朝ワイドは東京地検特捜部の強気の捜査の狙いの分析で忙しくなりそうだ。(テレビウォッチ編集部)