元貴乃花親方はきのう20日(2018年12月)、国会・衆議院第一議員会館で開催された超党派の議員連盟によるフォーラム「日本スポーツ・インテグリティフォーラム」に現れた。フォーラムのメンバーには、鈴木大地スポーツ庁長官、柔道の山下泰裕氏、プロゴルファーの横峯さくらさんなどが含まれていたが、親方は招待されたわけではない。一般の聴講者としての参加だった。
終了後、足早に立ち去る元親方には記者は傘下の意味などを質問したが、無言だった。永田町に足を運んだというのは、やはり来年の参院選出馬を考えてのことなのか。
政治評論家の田崎史郎氏は出馬については否定的で、「馳元文科相が推していますが、自民党内は出馬要請に消極的です。フォーラム出席が自民党に影響を与えることはないと思いますが、出席の真意は謎です」と解説した。
古市憲寿「絶望的なほど政治家に向いてない」
社会学者の古市憲寿「元貴乃花親方のまっすぐな気持ちは好きですが、政治家には、絶望的に向いていないと思う。仲間を作って社会を変えていくのが政治だとしたら、元親方は仲間を作るのが得意ではないですからね。素質として合っていない。政治の世界は人を裏切る人がたくさんいるので、相撲で傷ついたのに、政治でますます傷ついちゃう」
中瀬ゆかり(「新潮社」出版部長)「出席したらニュースになることもわかっているはず。何らかのサインとも受け取れます」
パフォーマンス先行型の政治家としてなら素質はあるようだが・・・。
文
バルバス