山田ルイ53世「サインしてあげたらネットで売られた」プロの転バイヤー横行

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   人気商品やイベントチケット、有名人の関連グッズなどの転売が広がっているという。2500円で売り出されたスケートの羽生結弦選手のTシャツは、ネットオークションで5000円。東日本大震災の仮設住宅の人たちが支援で寄せられた靴下を使って、復興の願いを込めて作ったぬいぐるみ「おのくん」は、1つ1000円が1万円で転売されている。

   お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世が体験を語る。「駅で色紙と太いペンを持った3人組が寄ってきてサインを求められたんです。お名前を書きますかと聞いたら、いらないと言われました。そのサインがオークションで今も3000円で売られているんです」 名前を断ったのは、はじめから商品として売るつもりだったからだろう。

芸能人の葬儀返礼品や甲子園の土まで

   司会の国分太一「プロ集団ができているらしいです。誰を信用していいかわからなくなりますよ」

   なかには、「ファン卒したので出品します」と断りがあったりするが、ITジャーナリストの三上洋さんは「ファンに叩かれたくないために言っているだけで、プロの転バイヤーです」と話す。

   人気チケットをネット発売と同時に買いを入れるソフトもあり、アメリカは禁止しているが、日本はまだ規制していない。芸能人の葬儀返礼品や甲子園の土までが売りに出される。

   国分「本物かもわからないですよね。ここまでくるとモラルの問題です。スマホアプリの側が取り締まることも必要ではないでしょうか」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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