昨夜6日(2018年12月)、札幌市豊平区で起きた雑居ビル爆発事故は何が原因だったのか。2階の居酒屋の客は「一瞬の出来事で、暗くなって、音がなって、爆発したら壁が壊れたりしていて、もうぐちゃぐちゃになっていて」「(事故直後は)床は抜けていなかったけど、天井は落ちるし、階段の方はぶっ壊れてるし。そのうちにガスの臭いもしてくるし、奥の方でくすぶっていた小さい火が強くなって、逃げるように窓の方に移動したんですが、そのうちみんな落ちていった」と衝撃を語った。
付近のマンションは最上階のガラスまでも割れ、近くの住民は「ズドーンという音で、最初、雷か何かが落ちたかと思った。その後、ボンという小さい爆発音がしました」と恐怖を語った。
一瞬にして吹き飛んだ建物
警察はプロパンガスに引火して爆発した可能性があるとみている。東京理科大の菅原進一名誉教授は「爆力が非常に強いですね。一瞬にして軽量な建物が吹き飛んでしまったようにみえます」という。
夏野剛(実業家)は「これだけのエネルギーが溜まっていたのがどこなのか。人がいるところに溜まっていたら、気がつくはずなので、人のいないところにガスが溜まっていた可能性がある」と推測する。
菅原教授は「こうした事故は起こりにくくなっているはずなのに、どういうことが重なってこの事故が起きたのか。配管が古くなって、ガスはそこから漏れていて、火種は電気的なものとも考えられる」と解説した。
みっちゃん