札幌の居酒屋で謎の大爆発、42人がけが だが、12時間経っても原因不明?

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   昨夜(2018年12月16日)8時半頃、札幌市豊平区の居酒屋で爆発があり、1棟の3店舗が全壊・炎上した。消防・警察の発表では、重症1人を含む42人がけがをした。しかし、原因は今もって不明。警察は17日午前、現場検証をするという。

「情報が入っていません」というだけのアナ

   現場は、札幌駅から南へ約5キロの国道沿いの繁華街で、爆発で居酒屋と隣接の不動産会社の事務所が吹き飛び、激しい炎が上がった。未明までに鎮火したものの、同じ棟のもう一軒の店舗も含め全焼した。

   現場から、札幌TVのアナが中継したが、肝心の原因についても、けが人についても「情報が入っていません」というだけ。火災の最中、近所の人たちの話を色々聞いてはいるものの、「地震よりすごかった」「音がすごかった」とばかりだ。

   何よりも、居酒屋にいた客をつかまえて、何があった、どうやって逃げたかを聞くのが第一だろうに、映像では男性たった1人だけ。それも、「爆発して、吹っ飛んで、右全身が痛い。ぼーんとなって、電気とか真っ暗になって、全部ごちゃごちゃになって......」で終わっていた。

   アナは「情報は入っていません」という。つまり、札幌TVの取材部門は、取材をせずに警察の発表を待っているわけだ。

   スタジオの加藤浩次キャスターは、東大大学院の教授に電話で聞いた。「何が考えられますか?」。建物の外には、プロバン(LPG)のボンベが4、5本あった。「外で爆発しても大した事はない。室内に溜まっていて、何かが引火したのだろう。北海道の建物は、防寒のために機密性が高い」と教授。

   昨夜のニュースならそれでいい。しかし、発生から12時間も経って、推測はなかろう。情報を出さない警察、聞き出そうともしないメディア。どっちも問題だ。

文   ヤンヤン
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