ソフトバンク・グループが仕掛けたスマホを使ったQRコード決済サービス「Pay Pay」の100億円あげちゃうキャンペーンは、来年3月末(2019年)までの予定だったが、わずか10日で100億円を使い切って、きのう13日(2018年12月)の夜11時59分で終了してしまった。
「終わりそうだ」といううわさがきのう朝からネットに流れ始め、駆け込み購入が始まった。東京・有楽町のビックカメラでは、「ドローンとキット26万円を買った」(39代公務員)、「掃除機7万円」(40代会社員)、「ゲーム機2万5000円」(20代サービス業)、「パソコンとプリンター12万円」(20代女性)と、客が押しかけ次々に買い物をしていく。終了が告げられてからも、駆け込みは続いた。
駆け込みでスマホ決裁したら大当たりで全額返還
「PayPay」は購入額の20%相当がポインで戻り、抽選で全額返金(上限10万円)もあるという大盤振る舞いのキャンペーンだった。ただし、「100億円に達したら終了」というのが、消費者の尻を叩いたのは間違いない。
リポーターの阿部祐二が、ゲームソフトを探して歩くカップルに密着した。コンビニを回るが、見つからない。5軒目でとうとう「残り15分」になった。ゲーム機は見つからなかったが、「ワインを買いました」
居酒屋にいたグループは、「10日間で終わるの?」「ここの支払いはいけるよ」というので、終了2分前にPayPayで支払ったところ、40回に1回という幸運に当たって、1万3428円が「全額返還」になった。バンザーイ、バンザーイでみんな上機嫌だった。