NHK大河「西郷どん」あさって最終回―盛り上がらないまま視聴率歴代ワースト3位

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   NHK大河ドラマ「西郷どん」(総合よる8時)はあさって16日(2018年12月)が最終回で、西郷隆盛は薩摩・城山に追い詰められ自刃する。主役の鈴木亮平をはじめ、これ以上はちょっと考えられないというような豪華な出演者を揃え、それぞれに見応えはあったのだが、ドラマとしては全体の印象が薄く、視聴率はみじめなものだった。

 

   全47話通しての平均視聴率は12・7%前後で、「花燃ゆ」(2015年)の12・00%、平清盛(2012年)の12・01%に続くワースト3位となってしまった。よく知られた西郷隆盛が主人公だけに、幕末・明治維新の歴史の新解釈が期待されたが、前半は女性遍歴のメロドラマ、後半は権謀術数の駆け引きばかりで、歴史ドラマとしてのダイナミックさに欠けたのが、いまひとつ盛り上がらなかった原因か。

来年の「いだてん」はクドカン以下『あまちゃん』スタッフ再結集

 

   来年の「いだてん~東京オリムピック噺」は、中村勘九郎、阿部サダヲのダブル主演で、オリンピックに初めて出場した日本人、東京にオリンピックを招致したした男を描く。

 

   オリジナル脚本の宮藤官九郎、劇中音楽の大友良英をはじめ、チーフ・プロデューサー、チーフ・ディレクターもNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のスタッフだ。オリンピックの知られざるエピソード、クドカン流くすぐりも満載で、低調大河を盛り返せるか、注目である。(テレビウォッチ編集部)

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