カナダで逮捕された中国の通信機器最大手「ファーウェイ」の最高財務責任者・孟晩舟容疑者(46)は、日本時間のきのう12日(2018年12月)に保釈された。孟はイラン制裁に違反する取り引きに関わった疑いで、アメリカの求めによってカナダ当局に逮捕されたが、これに対して、中国政府はカナダの元外交官を中国国内で拘束するなど、国際紛争になっている。
保釈金は8億4000万円
孟は保釈後、バンクーバーの自宅に戻ったが、「扉の前には警備員が立っています」とNNNの飯塚真代記者がリポートした。保釈には、警備会社による24時間の監視、夜11時から翌朝6時までは外出禁止、GPS付きの電子タグを常に足首に装着することなど、厳しい条件が課せられている。
電子タグは切断すると警備会社に警報がつながる仕組みだ。さらに、日本円で8億4000万円相当の保釈金を支払い、警察へのパスポートの提出も義務付けられている。12日朝には、中国領事館の関係者が大きな蘭の鉢植えを持って訪れ、孟は笑顔で出迎えていた。
文
キャンディ