「早く元気になってください」「はやく治ってね、いつもケーキをくれてありがとうございます」
タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗って、兵庫県の児童養護施設にプレゼントをしていた男性が病気になり、子どもたちがお見舞いに送った寄せ書きだ。
自称・伊達直人は31年前から、児童養護施設に図書カードやクリスマスケーキを贈っていた。8年前に群馬県の児童相談所へランドセルを贈ったことが話題になり、「タイガーマスク現象」が全国に広がった。
ところが、今年(2018年)11月、手術のため入院した。そのことを人伝えで知った子どもたち245人と職員が寄せ書きを届けたのだ。
今年も全国各地に「自称・伊達直人」
「とくダネ!」は、退院した伊達直人さんに音声だけという条件で取材した。子どもたちの寄せ書きに、「感涙でしたね。子どもたちの笑顔と励ましの言葉を大切に、命ある限りつとめていきたいと考えています。(子どもたちには)正しい知性と温かい愛情を持って育ってもらいたい」と穏やかに話した。
キャスターの山崎夕貴によると、「伊達直人」はいまも各地にいて、今年も「伊達直人」名義で、岐阜県羽島市(ランドセル)、長野県松本市(ランドセル)、山形県南陽市(ランドセルと現金)、静岡県磐田市(図書カード)、宮城県大河原町(ランドセル)、北海道登別市(ランドセル、文具、折りたたみ傘など)のプレゼントがあった。
年末に向け、まだまだ増えるかもしれない。
「私に残された時間長くない。後継者現れてほしい」
伊藤利尋キャスター「いろんなところに伊達直人がいるんですね」 デーブ・スペクター(放送プロデューサー)「遠慮して、さり気なく贈る。日本らしい話ですね」
兵庫県の伊達直人さんは「自分に残された時間は長くない。後継者が現れてほしい」といっていたが、きのう11日(2018年12月)、地元紙がネット記事に掲載したところ、さっそく申し出があり連絡しているという。
山崎夕貴キャスター「こうして、タイガーマスクの輪が広がって行きそうですね」