きのう4日(2018年12月)は、全国の352地点で12月の最高気温を更新する異常な暑さになった。最高気温が23.4度まで上がった東京では、阿部祐二リポーターが「半袖の方も結構いますね」とリポートしていた。大阪市のサラリーマンは「暑い。もっと冬の方がいい」と汗をぬぐいながら話していた。
山梨県鳴沢村の「ふじてんスノーリゾート」では、雪が降らないため12月上旬のオープンが1週間ほどずれこむ予定だ。山口光貴支配人は「例年なら、この時期は真っ白い雪景色になっています。この景色は初めてですね」と困り顔だ。人工降雪機を使っても、日中の暖かさで溶けてしまうという。
血圧急上昇で脳卒中や心筋梗塞
ただ、季節外れの暑さも、今週末には寒気が入るため一転する。東京の予想最高気温は10度止まり。
この寒暖差で注意が必要なのが、血圧が急上昇する「血圧サージ」だ。頭痛や肩こりなどの体調不良だけでなく、命にかかわる危険すらあるという。
池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は「寒暖差が3度あると咳が出やすくなり、7度でくしゃみや鼻づまりなど鼻炎症状が出ます。10度では血圧が急上昇することがあります」と説明する。
暖かいときは血管が広がっているが、急に寒くなると血管が縮まり、血圧が上がるのだ。最悪の場合は、脳卒中や心筋梗塞のリスクがある。
大谷院長は「朝起きて血圧を測定して、上が135を超えることが続いたり、寝ている間にいびきをかいたりする場合は、血圧サージ予備軍の可能性があります」と警告する。
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キャンディ| 似顔絵 池田マコト