今、中国は空前の「顔パック」ブームに沸いている。女性だけでなく、男性も子どもも夢中なようだ。それもなんと、車の運転中に顔パックする人が急増中だという。
しかし、パック中の顔は怖い。だからほかの運転者や歩行者が、驚いた拍子に起こす事故が増えているというからすさまじい。中には驚いた老夫婦が転倒し、約3300万円の賠償にまで発展したケースもあるそうだ。
人目を気にせず電車内で顔パックする中国のオジサン
番組では、徹夜勤務の肌荒れを気にしてパックする男性タクシー運転手や、電車の中で顔パックしながら余った美容液を頭や腕に塗りたくっているおじさんを紹介。それを見たテレビ朝日解説委員の玉川徹は「男の場合、年取ってから自分の老化が嫌で気を付けるパターンもある」と力説。本人もシミ取りなどしているという意識高い系男子だ。
中国事情に詳しい『週刊現代』編集部次長の近藤大介さんによると、ブームの火付け役は、3億人を突破したという「裕福な中間層」。そもそもメイクアップよりもスキンケア重視の中国では需要が高かったようだ。
しかし、なぜ移動中に......?
「人目を気にせずやりたいことをやるのが中国人。そこがたまたま車や電車だっただけ」と近藤さん。移動の時間を無駄にしないのは、ある意味合理的かも。
青木理(ジャーナリスト)「人の目を気にしてパックするのに、この瞬間(電車や車の中でパックしている時)全く人の目を気にしないという人間存在の究極の矛盾です」
菅野朋子(弁護士)「電車の中の化粧もそうですよね」
玉川「僕は、パックはしていないですよ」
司会の羽鳥慎一「そっか。施術しているのか。一個上行っていますね」