取材した記者に「ぶっ殺そうと思ったけん」 あおり運転の石橋被告に反省の色なし

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   夫婦2人を死亡させた東名高速あおり運転事件できのう3日(2018年12月)から始まった裁判員裁判で無罪を主張している石橋和歩被告(26)とは、どういう人物なのか。過去5回にわたりTBSの内藤優記者が直接取材していた。

当初は「こっちが後ろからあおられた」とウソ

   内藤記者は当初、普通の追突事故と聞いたが、高速道路上で車外に人がいたことに違和感を持ったという。昨年10月、逮捕前に取材すると、石橋被告は「(自分が)後ろからあおられたから止まった」「言われたから、こっちもカチンときた、人間やけん」と話したという。石橋被告は事実とまるきり正反対のウソを並べていた。

   しかし、拘置所で面会したときにに「覚えていますか」と切り出すと、石橋被告は一転して「俺のことを報じたやろ。こいつ、ぶっ殺そうと思ったけん」と言い放った。内野記者は「威嚇するように感じました」「やりすぎた、止めなきゃよかった、カチンときたとも言っていました」と振り返った。

   今年5月に被害者への気持ちを聞くと「謝りたい」とは言いながら、自覚をたずねると「これから考える」と煮え切らなかった。内藤記者は「心を込めている感じではなかった」と話した。

   裁判は、危険致死傷罪に問えるかが最大の焦点。弁護側は「車が走っているのが前提」と主張した。検察側は「減速停車した、速度ゼロの状態だった」と因果関係はあるとしている。

   倉田真由美(漫画家)「法律は誰のためにあるのですか。こんな事故を起こして危険でないと解釈されるのなら、そんな国にいたくない。どう考えても悪いのは石橋被告じゃないですか、殺人に近いですよ」

   千原ジュニア(タレント)「事故の原因が(石橋被告に)あるのですからね」

   司会の国分太一「そのへんやご家族の気持ちをどうくむかかです」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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