服部勇馬「駅伝のプリンス」から東京五輪マラソン代表候補へ!失速癖克服して福岡国際優勝

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   きのう2日(2018年12月)に行われた福岡国際マラソンは、日本選手としては14年ぶりに服部勇馬選手(25)=トヨタ自動車=が、2時間7分27秒で優勝した。服部といえば、東洋大時代に、箱根駅伝2区で2年連続区間賞を取り、「駅伝のプリンス」と呼ばれた選手だが、ここまでの道のりは平坦ではなかった。

2年前の東京マラソンでは後半に失速、リオ五輪失う

   服部は東洋大3年の時に、「東京五輪を目指してマラソンでやっている」と東京五輪出場を表明したが、無理な練習がたたって右アキレス腱痛で欠場となってしまう。

   翌2016年の東京マラソンには出場できたが、一時トップにたったものの、ハイペースがたたって後半に失速、12位に終わった。東洋大の酒井俊幸監督は「リオ五輪の選考レースだったので、あのまま日本人トップだったらリオの可能性もありました。大きな悔しさになりました」と語る。

   悔しさと挫折を経て臨んだ福岡国際だが、36キロ過ぎにスペシャルドリンクを取ると一気に加速し、ゴール直前では帽子を取り、髪を直す余裕も見せて笑顔でゴールした。「課題だった35キロ以降の走りを改善できた」と喜びを語った。

マラソンは根性に見えるが知性の競技

   伊藤利尋キャスター「21歳の時の男泣きの映像をみると、よくぞここまで・・・」

   山﨑夕貴キャスター「ぐっときますね」

   オリンピック代表選考は、来年(2019年)9月15日のMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)から2枠、同年冬のMGCファイナルチャレンジから1枠となっていて、今回の福岡国際マラソンはMGCの出場権を争うシリーズに位置付けられている。

   夏野剛(実業家)「マラソンは根性スポーツにみえるけれど、知性のスポーツですね」

   元マラソン選手の千葉真子は「前半はペースを抑える我慢、後半は粘る我慢の2つの我慢が重要なんです。大人の競技なのかな」と語る。

   「意外と頭つかうんだ。テレビ画面を見るときは、どこ見ればいいんですか」という失礼な古市憲寿(社会学者)に、千葉は「余裕度を見るときは口元。口が大きく開いてくると、呼吸が苦しい。表情を見てもらうのもいいです」としっかりアドバイス。一枚上手だった。

みっちゃん

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