実習生自身も前借を返すための「出稼ぎ」が多い
加藤浩次が「ひどい状況で働いている人たちがいる」
取材したリポーターの大竹真は、「技能実習というが、日本で技術を得て、母国で活かす、ということにはなっていない。ベトナ人女性の目的はあくまでお金。というのも、送り出し機関に約100万円を払って来日している。日本で稼いでこれを返済し、さらに家族へ仕送りしないといけない。出稼ぎです」
そもそも技能実習自体が、ただの安い労働力確保策だということ。受け入れの管理団体と企業の社長が密接で、どこにも相談できなかったという。
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「法改正は、外国人受け入れの枠を拡大しようというもの。しかし、今の実態すらよくわからず、調査しないといけない。人手不足で一番困っているのは中小と地方だが、賃金の高い都会に行ってしまうのではないかなど問題が多い。よく議論しないと」
加藤「外国人だから、多少のことは大丈夫だろうというのがある」
大竹「健全なところのほうが多いんですけどね」
基本的に、途上国の人間をバカにしているのだろう。技能実習というのが、安い労働者を得るための口実であることも見え見え。政府が急ぐのも、参院選対策だと言われる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト