韓国料理「ハットグ」食べ歩きで新大久保がスラム化? 住民を悩ませるゴミの捨て放題

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   韓国グルメ「ハットグ」の食べ歩きブームで連日にぎわう東京・新大久保駅周辺で、ゴミ問題に住民が悩まされている。自動販売機の下や店と店の隙間、路地裏などあらゆる場所に、食べ残しや食べた後のゴミが大量にポイ捨てされているのだ。住民は「街がスラム化している」と憤慨する。

   ハットグとは韓国版アメリカンドッグとも呼ばれる食べ物で、ソーセージの代わりに中に入った大量のチーズが人気の秘密。かぶりつくと口からチーズがびよ~~んと伸びる。この「インスタ映え」を求めて、全国各地から多くの人が殺到しているのだ。駅周辺には15軒ほどの専門店がひしめくが、多い時は1日で2000本売れる店もあるという。

不法侵入を注意したら「人が住む場所じゃない」と逆ギレ

   取材班からポイ捨てを注意された男性2人組は「じゃあいいっすよ、持って帰りますよ。面倒くさいんで、いいっすよ」と逆ギレ。その後少し離れた道路上にこれ見よがしに捨てて行った。

   ゴミ問題のほかにも、別の店の前に座り込んで食べて営業を妨害されたり、食べながら店内に入ってこられて商品を汚されたりする被害も相次いでいる。

   家の敷地内に入ってこられた50代女性は、注意すると「こんなところ人が住むところじゃない。住民票見せろ」「お前に言われる筋合いはない」と逆ギレされたという。別の女性は「1日で1000本とか捨てられる。トラウマです」と嘆く。耐えられずに引っ越す人もいるというから深刻だ。

   店側はゴミ箱を設置するなど対策をしているが、爆発的な人気で追いつかない状態だ。

   山口真由(弁護士)「ご近所だと、周りの目があったり掃除が当番制だったりしてキレイに保ちますが、そうじゃないところで、みんなが捨てているところだとゴミ捨てのルールって難しいですよね」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「ハロウィンやお祭りは、日にちが決まっているから終わったら掃除して『はい、おしまい』とできますが、これは日常でしょ。住民は大変ですよね。完璧にマナーの問題です」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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