「信じられない不正行為が続出しました」とキャスターの真矢ミキが話したのは、中国深圳で先月25日(2018年11月)に開かれたハーフマラソン大会でのことだ。1万6000人が参加したが、7キロ地点にある防犯カメラにはU字型らしいコース中央の緑地帯を横切り、走行距離をショートカットするランナーたちが映っていた。それも男女46人に上った。
「SNS映えしたいから参加しただけ?」
また、他の映像には同じゼッケン番号の選手が3人もいた。極めつきは、自転車に乗って疾走する女性選手までいたのだから、もうインチキだらけだ。「こんな大会、あるの?」「恥ずかしいから参加するな」「SNS映えしたいから参加しただけだろう」という批判が中国のネットにあふれた。
スタジオでも司会の国分太一や真矢ミキは一様にあきれ顔だった。
中国人ジャーナリストの周来友さんは「中国では今、マラソンがはやっています。参加したことを友人にアピールしたかったり、早く成功したがったり。中国人はせっかちです」
結局、258人が違反行為で摘発され、うち21人が大会から永久追放、237人が2年間の出場停止処分にされた。これでは中国人全体が信用されなくなるよ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト