イタリアの高級ファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(ドルガバ)が、「箸でピザが食べられるか」と中国の習慣や文化をからかい(ある意味では日本に対しても・・・)、ひんしゅくを買ってるが、騒動が拡大している。
イタリアのテレビ局のパロディーニュース番組に、創業者のガッバーナとドメニコ・ドルチェにそっくりの物真似タレントが出演し、「中国人は地面に唾を吐く」「北京に行けば滑って転ぶよ!」と中国を馬鹿にしたからだ。
中国市場失ったら大打撃
もはやユーモアとはいえないと、中国では温泉付きリゾート施設が「ドルバガを着ている人は宿泊お断り」と張り紙を出し、デパートでも「店に入る前にドルバガをゴミ箱に入れてからにしてください」といった看板が相次いでいる。
周來友(ジャーナリスト)は「箸は中国文化の象徴。けなされたら文句を言わなきゃいけない」と憤る。
堀尾正明キャスター「世界のマーケットを考えたら、中国市場を抜きに考えられない。であるのに、こういう動画を流すのは分からないですね」
ドルバガの2018年の売上高の見込みは1664億円。そのうちの3割が中国市場という。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト