宮崎県高千穂町で6人を殺害する事件が起きた。山あいにひっそりと暮らす13世帯の集落に何があったのか。
亡くなったのは72歳から7歳までの飯干(いいぼし)保夫さん(72)一家5人と、知人の松岡史晃さん(44)。遺体には刃物で切りつけられ、首を絞められた跡があった。一家は3世帯6人で暮らし、二男の昌大(まさひろ)さん(42)の姿だけがなかった。
夫婦ゲンカを止めに来た知人も殺害された
「神話の里」といわれる観光名所の高千穂峡に近い現場に阿部祐二リポーターが駆けつけると、古い農家にブルーシートがかけられ、立ち入り禁止の黄色いテープが張られていた。近所の男性から「昌大さんが橋の上から飛ぶのを見た」という目撃証言を聞いた。
昌大さんの車が自宅現場から2.4キロ離れた駐車場にとまっており、近くの神都高千穂大橋から100メートル以上も下を流れる川で遺体が発見された。警察は昌大さんではないかと見ている。
阿部「事件前夜に昌大さんが夫婦げんかをして、仲裁に松岡さんが向かったそうです」
殺された6人の中には、昌大さんの妻美紀子さん(41)と長男拓海さん(21)、長女唯さん(7)も含まれている。
司会の加藤浩次「夫婦ゲンカという単純なものではない気がします」
阿部「それだけではないという感覚はありますが、なぜこうなったかはまだ誰にもわかりません」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト