自転車操業「RIZAP」止まったら転倒!限界にきていたM&A拡大経営
案の定というか、RIZAPグループの経営危機が発覚し、同社の株は2日続けてストップ安になってしまった。無理もない、2019年3月期通期の業績予想は、純損益が70億円の赤字、営業損益は32億円の赤字に転落すると、瀬戸健社長(40)が発表したのだから。
これまでは、本業よりもM&Aを繰り返して成長してきたのを、カルビー会長からRIZAPに転じてきた松本晃代表取締役が、M&A自体をすべて止めるべきだと進言したのだ。
瀬戸社長は週刊新潮で、「買収した企業が増えるにつれ、買収先への経営人材の派遣などが手薄になったのは間違いない。そこは素直に反省しなければならないと思っております」と語り、「今回の件でご迷惑をおかけした皆様の信頼回復に向けて不退転の覚悟で構造改革を行う」と決意を述べている。
役員報酬も、営業利益が230億円を越えるまで自主返納するというが、売り上げよりもCM放映料のほうが多いのではないかといわれるRIZAPが、自転車操業を一度止めたら、転倒することにならないのだろうか。
ワイドショーで、芸能プロの社長に首を掴まれ、煮えたぎった鍋の中に顔を漬けられる動画が流された。これは週刊新潮が提供した動画だが、もはやパワハラという次元ではなく、殺人未遂ではないのか。
起きたのは2015年12月。加害者の社長は当時25歳、被害者の従業員は23歳だった。社長から「面白いことをやれ」といわれたが何もできないので、一気飲みをさせられ、挙句に、鍋に顔を突っ込めといわれたというのだ。この従業員、火傷は1か月程度で治ったそうだが、損害賠償は要求していなかった。今回、週刊新潮に話したことで、提訴するというのだが、遅すぎないか。
渋谷区内で事務所を構え、若年層に人気の女性タレントや元モデルなどが所属していたらしいが、週刊新潮の取材後、そこからいなくなったそうだ。