1か月に入居者6人次々死亡、介護職員は全員退職・・・老人ホーム側は「文句言われる筋合いない」

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   鹿児島県鹿屋市にある住宅型有料老人ホーム「風の舞」で、10月(2018年)中旬から1か月の間に、6人の女性入居者が相次いで死亡した。85歳から97歳で、死因は心不全や老衰、誤えんという。

   このホームでは8月から9月にかけ、8人いた介護士が全員退職していた。

   阿部祐二リポーター「ここが、(死期の近い)終末医療の人を多く受け入れていたという話は聞きます。施設側は介護士退職との因果関係は全然ないと言っていますが、老人施設は増えても、介護職員が増えない状態で、問題になっていました」

人手は足りない、経営は厳しい・・・

   介護士退職後は、日中は併設する病院の看護士4人で、夜間は施設長の男性1人で入居者の面倒を看ていた。施設を統括する波江野力医師はきのう21日に会見し、「医療に関しては文句を言われる筋合いはない」と弁明したが、「介護が適正かといわれれば、人がいないのだから」と不十分な点は認めた。

   介護職員が退職した理由を、波江野満施設長は「夜間勤務手当1回1万円を7000円に減額したのが引き金になった可能性もある」と説明した。

   司会の加藤浩次「日本全体を表していますね」

   坂口孝則(経営コンサルタント)「施設側を責めて問題が解決するかというと、そうではない。外国人やロボットで補えるのか、魔法の杖はなかなかないですよ」

   モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「この施設には、不透明な労働環境を感じましたが、日本人介護士でもきついところへ外国人を放り込んだらどうなるのか、大きな課題です」

   鹿児島県と鹿屋市は調査を進める。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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