元プロレスラー長与千種さん、大男の暴行に耐えたのは立派 反撃すればKOできたのに

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   元女子プロレスラーの長与千種さん(53)が、夫婦喧嘩の仲裁に入って、夫から暴行を受け小指を骨折していたことがわかった。「なぜ、反撃しなかった?」という問いに、「強いものは、反撃できないんです」という意外な答え。プロの技は「凶器」になるからだ。

   長与さんといえば、1980年代にライオネル飛鳥さんとタグを組んで、強さと人気を誇った「クラッシュ・ギャルズ」の伝説のプロレスラー。ダンプ松本さんの「極悪同盟」との死闘や華やかなステージは、プロレスファンを熱狂させたものだった。89年に引退して、今はプロレス団体の代表をしている。

「やめて!」「助けて!」の悲鳴に駆けつけると

   長与さんが騒動に巻き込まれたのは昨日19日(2018年11月)未明の札幌。興行の打ちあげを済ませ、選手2人と宿舎へ帰る途中だった。通りがかった立体駐車場から、女性の「やめて!」「助けて!」「ぎゃっ!」という叫び声が聞こえた。

   3階まで駆け上がると、大柄な男が女性にのしかかり、首を締め上げていた。「何をしてる!」というと、男は「妻だ。なぜ他人が間に入るんだ」と言った。長与さんは、男の襟をつかんで女性から引き離した。

   男は長与さんの髪の毛をつかんで抵抗。もみあいの中で、長与さんの左手小指がグキッと折れた。

   男は180センチ近くあり、160センチ台の長与さんとは大差がある。もみ合いの中で、「プロレスラーをなめんなよ」と言ったため、男は長与さんだと気付いたようだったという。

   しかし、駆けつけた警官は、長与さんに向かって「何やってんだ」と言ったというからお粗末だ。「私じゃない。この男だ」と言ってようやく収まった。

   かつての宿敵、ダンプ松本さんからメッセージが来た。「大丈夫?」「たいしたことないよ」と、今は良き友達だという。

空手、ボクサーらが手を出すと容疑者になる

   笠井信輔アナ「懐かしいな。クラッシュ・ギャルズ。古市さん覚えてます?」

   古市憲寿(社会学者)「そもそも知らないです」(笑)

   それにしても、なぜ長与さんは反撃しなかったのか。「股間を蹴る、肘打ち、頭突き、なんでもできるけど、やってはいけない。やっぱりプロなので。仕事柄、絶対に手は出せないので、防御だけでした」という。

   小倉智昭「プロレスラーなので反撃できないと、瞬間的に思ったというんでしょ」

   ネットには、「その気になれば、半殺しにだってできたよね」などの書き込みがあった。

   弁護士の若狭勝氏「手を出さなかったのは正しい。空手、ボクサーなどでも、手を出したら容疑者になっちゃう。正当防衛でなく喧嘩両成敗」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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