第3次韓流ブームの中、Kポップファンを狙った詐欺に遭う日本人が急増している。その名も「Kポップ詐欺」。SNSを通じて、アーティストのライブチケットや現地でしか買えない限定グッズの購入費として現金をだまし取る手口だ。
若い人がターゲットにされることが多く、ビビットが取材した2人の被害者も20歳女性。いずれもTwitterを通じて接触した人物から防弾少年団のチケットを買おうとして数万円をだまし取られた。特に「支払いはAmazonのギフトカードで」という指示には注意が必要なようだ。
韓国の詐欺グループのアジトを直撃すると...
ビビットが調べていくと、複数の被害者から共通する人物の名前が出てきた。口座名義と名義人の住所を調べ、大阪のその住所にいってみるとすでに引っ越していた。詐欺と関係するのかは不明だ。
さらに、日本の銀行口座を利用し、金を振り込ませている詐欺グループが韓国にいるという情報を元に韓国へ飛んだ。犯罪ジャーナリストの小川泰平さんとともに韓国のアジトを直撃したが、不発に終わった。「チケット詐欺は短期間勝負なので、住所を変えたのかも知れません」と小川さん。
結局、詐欺グループについては何も分からなかった。
ネット犯罪などに詳しい西川研一弁護士は「SNSで取引するのはリスクが上がるので避けるべき。住所など個人情報が詐欺グループに渡るとその後もカモにされる可能性がある」と話す。
オークションサイトやフリマアプリでもチケットが届かないなどトラブルが起こる可能性があるので、「チケットぴあ」「チケトレ」「イープラス」など音楽業界が推奨するチケット販売サイトで買うのが安全だ。
古谷有美(TBSアナウンサー)「間違ってもSNSでのやりとりはしない方がいいですね」
司会の国分太一「運営する側も顔認証にするなど対策を練っています。東京五輪では、自分の個人情報を登録してIDを作って初めてチケットが買えるようになるようです」