元プロレスラー長与千種さん、ケンカ仲裁で暴行被害も「罪は憎んで人は憎まず」

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   きのう19日(2018年11月)、札幌・すすきのでケンカの仲裁に入り暴行の被害を受けた元女子プロレスラーの長与千種さん(53)。ビビットに出演し、ことの一部始終を報告した。

   19日午前3時ころ、試合打ち上げの二次会からホテルに向かって帰る途中、立体駐車場から女性の悲鳴が聞こえてきた。長与さんと仲間たちが階段を上ると、泥酔状態の男が女性の上に乗り首を絞めていた。

   女性から引き離すと、男は長与さんの髪をつかむなどしてきた。仕事柄、手を出せない長与さんはひたすら耐えていたが、左手の小指をはく離骨折、髪もごっそり抜かれた。

何もしないのに「なんかしたの?」と警察から聞かれ...

   そばにいた弟子たちは、日ごろから長与さんに「リング以外で暴力をふるってはダメ」「殴るんだったら殴られろ」と教えられていたため、どうしていいか分からなかったという。

   男に一切反撃をしなかった長与さんは、「どう防御するかに集中した」。しかし、駆け付けた警察官から「なんかしたの?」とまっさきに声をかけられたのは長与さんの方だという。(いけないと知っていても)笑ってしまう。「はあ!?ってなりました」と長与さん。

   実はこの男女は夫婦で、ほかの男と酒を飲んでいた妻に腹を立てたことが発端らしい。長与さんの勇敢な行動に感動したプロレス仲間たちは、カメラ越しにコメントを送った。

   クラッシュギャルズで長与さんと組んでいた元プロレスラーのライオネス飛鳥さん(55)は「さすが私のパートナー。誇りに思います」。ジャガー横田さん(57)は「よくぞやった!」。ダンプ松本さん(58)は「千種らしい。血が騒ぐんでしょうね」。元プロレスラーでヒール役だったブル中野さん(50)は「昔凶器を持って色々やってごめんなさい。長与さんはすごいなあ」。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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