桜田義孝・五輪パラリンピック担当大臣は、サイバーセキュリティ戦略本部担当大臣も兼務している。今国会で審議が予定されている「サイバーセキュリティ基本法改正案」の担当閣僚であるため、野党から質問を受けるのだが、その答弁がこれまた支離滅裂なのだ。
きのう14日(2018年11月)の衆院・内閣委員会で、「国民目線のサイバーセキュリティ対策を実施することが私の役割」と答弁し、質問に立った今井雅人議員(無所属)に「国民目線のサイバーセキュリティって、ちょっと意味わからないのですけど」と突っ込まれた。
さらに、「大臣はパソコンを使いますか?」と問われると、「秘書に指示することはあるが、自分では打たない」と平気な顔で応える。国民民主党の斉木武志副幹事長からは原発でUSBメモリーやUSBジャックが使われているかと聞かれ、「詳しいことは後ろにいる専門家に聞いてくれ」
委員会の前に4人の事務方から入念なレクチャーを受けていたが、サイバー珍問答になってしまった。
パソコン打てなくてもいいけど・・・このくらいは知っていて!
高木美保(タレント)「パソコンを扱えないとサイバーセキュリティ担当大臣ができないとは、思いません。野党もサイバーセキュリティについてどういう考えを持っているかを問うべきだったんじゃないでしょうか」
テレビ朝日解説委員の玉川徹「ただ、大臣には説明責任がありますからね。USBと聞いて、『ああ、あれね』とわかるぐらいの知識は欲しいですよ」
司会の羽鳥真一が桜田大臣のトンチンカン答弁の種明かした。どうやら、USBジャックとハイジャックを混同していたらしく、「ちょっと厳しいのかなとも思いますね」