愛知県でエビが異例の豊漁だ。例年の3倍以上も獲れている。天ぷらのかき揚げに使う小ぶりのエビで、地元では「アカシャエビ」といわれる。「から揚げ」「塩ゆで」にも良く、「釣りエサ」としても使用される。
愛知県水産試験場によれば、過去3年の平均は3トンだが、今年はすでに10.5トンも水揚げがあったという。「豊漁なので値段も下がる。半額ぐらいではないかな。アカシャエビは愛知ではエビの王様っていうくらい味が良い。頭と殻を取って食べると、コリコリなんだ。最高だよ」と名古屋市内の鮮魚店の社長は話す。
あま市の飲食店の店長も「ふだんは高価なものなので、あまりたくさん仕入れられないのですが、今年は豊漁なので余分に入れています」
6月の多雨・晴天の繰り返しでエサたっぷり
豊漁の理由は何か。いま水揚げされているアカシャエビは、6月前後に孵化したものだ。今年(2018年)は6月に降水量が多く、日照時間も長かった。まとまった雨が降って、その後ずっと晴れが続いた。この繰り返しで、森林のミネラルが海に流れ込み、植物プランクトンがどんどん成長して、アカシャエビのエサが増えて豊漁になったとみられる。
野上慎平アナ「名古屋のエビの名物、知っていますか」
司会の羽鳥慎一「海老フライ!」
野上「いやあ、これもあるんです。天むすとえびせんべい」
キャスターの宇賀なつみ「ああ、食べているわ」
羽鳥「知らずに食べていたことがよくわかりました」
一ツ石
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト