5年ぶりツアー再開のASKA、覚せい剤を「出会ってしまった人」と表現 そのココロは?

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   5日(2018年11月)から5年8か月ぶりにツアーを再開したASKA(60)。覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けてから4年、どんな時間をすごしてきたのか。ビビットのご意見番、テリー伊藤(68)が独占対談をした。

   「もう堂々と歌えない」「堂々と歌えないなら意味がない」と引退も考えたが、「何言ってんの?」という周りの声で復帰を決意したというASKA。

   今回のツアーでは「オーディエンスの温かさを、ステージ上でシャワーのように浴びた」と手ごたえを感じているそうだ。

「覚せい剤とは時間の前借りにすぎないと思っていた」

   テリー伊藤の「宝物のような声を持ち、能力もあって、素敵なお客さんにも恵まれている。なのに、なぜクスリに手を出したのか」という質問に、「言い訳になるので、言ってこなかったのですが...」と前置きの後、薬物に手を出した経緯について語り出した。

   「作品に詰まったとか、アップダウンの多い業界の重圧から逃れるためとか、様々な事を言われたけど、全部ウソ」と数々の報道や憶測をきっぱりと否定。「薬物は『出会ってしまった人』という言い方を僕はしている」と独特の表現で説明した。

   さらに「最初はそう(薬物)とは知らない人も多いのでは。今と違って僕のころは知識がなかった」「1回吸えば10時間くらい起きていられるのに、知らなかったから3週間、1時間おきに使っていた」と続けた。覚せい剤とは知らずに使っていたということらしい。

   「切れると反動で2日3日眠り続ける。覚せい剤は時間の前借りにしか過ぎない。後で帳尻合わせられると考えていた」と心身蝕まれていたころを振り返る。

   国分太一キャスター「改めてASKAさんの曲を聞きましたが、名曲がたくさんあります。会場のお客さんの中には涙を流していた人もいました。もう裏切ってほしくないです」 司会の堀尾正明「『出会ってしまった』と言っていましたが、それだけ薬物が我々の日常に忍び寄ってきているのでしょう。あっという間に抜け出せなくなってしまう現実があるのだな、と感じました」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト