おととい10日(2018年11月)行われたフィギュアGPシリーズ第4戦NHK杯・女子フリーで、紀平梨花選手(16)が、トリプルアクセル(3回転半)2回を決めるなど完璧な演技で、GPシリーズ初挑戦で初優勝を飾った。
日本人でトリプルアクセルを決めたのは紀平選手が7人目。公認試合では、伊藤みどり、中野友加里、浅田真央選手に次ぐ4人目だ。
小学校の頃から浅田真央選手の大ファン
ジャンプについて昨日の会見では、「何回も続いてできるわけじゃないので、まだまだだなと思っている。浅田真央さんに近づけるように、ということだけを考えています」といった。小学校の頃から浅田真央選手に憧れ、観戦では「真央ちゃ?ん」と声援を送り、手紙とプレゼントを投げ入れるなどしていた。
兵庫・西宮出身。幼い頃から水泳、バレエなどを習い、フィギュアスケートは5歳から、抜群の運動神経で結果を出してきた。5歳で片手で側転する映像もあった。スケートでは、宮原知子選手と同じ濵田美栄コーチに師事している。現在は、4回転ジャンプにも挑戦している。
小倉智昭キャスター「GP初挑戦で初優勝。早くから注目されていたんですが、なかなか勝てなかった。去年のシーズンから素晴らしくなってきた」
今回の快挙には、海外メディアも注目した。「スター誕生。名前はキヒラ・リカ。なんと凄まじい才能」(ユーロスポーツ)、「リカ・キヒラが世界の秩序を揺るがす。チャンピオンのザギトワを超えるジャンプを披露した」(オリンピックチャンネル)
3アクセルの先駆者、伊藤みどりさんは「簡単に飛んでいるように見える」と言い、中野友加里さんも「肩の力が抜けて、お手本のよう」と言っている。
橋口いくよ(作家)が「余裕を感じる」という。
山崎夕貴アナ「まだ16歳ですよね。これから背も伸びるし、苦労するのかなと」