1並びのきのう11月11日は、中国では「独身の日」ということになっていて、ネット通販「アリババ」の爆買いが恒例だが、今年(2018年)の流通額はこの日だけで過去最高の3兆4000億円だった。これは日本の楽天の1年分だ。
宅配される商品は1日で4億1000万個、6日間で18億7000万個、これまたクロネコヤマトの1年分。間違いなく、世界最大の買い物イベントである。
中国事情に詳しい「週刊現代」編集次長の近藤大介氏はこう解説する。「いまや国慶節、春節(旧正月)と並ぶ3大消費デーです。かつては独身者向けのイベントだったのですが、いまでは13億人の国民のうち、10億人以上が利用するようになっています」
「モーニングショー」が上海で市民に聞くと、「(この日に)買い物をしない人はいないわ」「必要なものを独身の日に一気に買うのよ」と話している。たしかの出品されている商品はバカ安だ。普段は26万円のスチームオーブンが8万円と68%引き、66万円の4Kテレビが32円と51%引きで売られていた。
中国人しかできない「アリペイ」登録
日本のメーカーにとっても大きなビジネスチャンスになっている。売り上げが最も多い外国商品は日本製で、売れている商品ランキングも「ムーニー」「花王」が2位と3位だ。
石原良純(タレント)「テレビとかそういうものではなく、日常で必要なもの、日用品なんだね」
司会の羽鳥慎一「日本の商品の人気は安心・安全ということなんです」
では、日本からも買えるのか。「代金支払いのためのアリペイ(アリババの決済サービス)に登録していなければなりませんが、登録は事実上、中国人や中国に暮らしていないとできません。日本にいる中国人の知人に頼まないと買えないでしょうね」(近藤氏)
司会の羽鳥慎一「来年はさらに規模が拡大しそうだといいます」
カズキ