神奈川県警港北署は7日(2018年11月)、「ソフト闇金」を自称する悪質な闇金グループを貸金業法・出資法違反の疑いで摘発した。男女10人のグループは、今年2~7月にかけて、男性4人に法定利率の約15~289倍で合計33万円を貸し付け、違法な利息35万5000円を受け取っていた。全国では約2000人に高利のカネを貸し付けて1億6000万円を得ていたとみられている。
「地獄に落ちろ』返済滞ると脅し
この闇金グループの被害を扱ったことがある下東洋介司法書士によると、「ソフトと称しているが、丁寧な応対をするのは入り口の段階だけ。貸すことが決まるとガラリ応対が悪くなるんです。ホームページで低金利を謳い、借り入れを申し込むと、急に違う金利を言ってくる」
返済が少しでも滞ると「地獄に落ちろって、お前みたいなやつは許さないから覚悟しろ」と脅しにかかる。
司会の国分太一「驚きです」
闇金被害の取材した朝日新聞社会部の元記者の秋山千佳氏は、「多重債務者に陥った人は恥の感情があり、身近な人に相談できないんです。闇金業者はそこを付け込んでくる」と話す。