「国際ロマンス詐欺」日本人グループか?オレオレと手口そっくり

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   SNSで偽のパスポートやIDカードのコピーでアメリカ軍人を装い、女性に求愛して金をだまし取る「国際ロマンス詐欺」の被害が増えている。ゲスト出演した「国際ロマンス詐欺撲滅協会」の新川てるえ代表によると、分かっているだけで、この1年で被害者数は348人、1人当たりの被害額は30万~1500万円で、2年間で1億2000万円をだまし取られた女性もいる。すべてSNSのやり取りで、1度も会うことはなかった。

   仙台市に住む60代女

   性はSNSで自称米軍人と知り合い、「軍を辞めたい。君の口から司令官に頼んでくれないか」と相談を持ちかけられた。自称司令官にメールをすると、「彼を帰すために民間機を用意するから100万円用意してほしい」と言われ、100万円振り込んでしまった。彼からの英文メールには、つたない日本語訳がつけられていたという。

   テレビ朝日解説委員の玉川徹は「訳がついていることがおかしいと思わないのかな」と首をかしげると、新川代表は「私のために日本語を一生懸命使ってくれていると考えてしまうんです」という。

金銭要求の直後に役所名乗るメール

   友達申請された50代女性は、英語の勉強になると思って申請を承認した。すると、「基地が爆撃を受けて怪我をした。はやく帰りたい。怪我の手当てとして4億円相当の金塊をもらった。この金塊を預かってくれ」と金塊の意写真付きでメールが来た。

   直後に、空港事務所と称して連絡が来て、「送料50万円を送れ」。50万円振り込むと、今度は「オランダの税関で捕まった。保釈金550万円必要」「金塊だとバレた。証明書代で1000万円必要」と次々と金銭の要求が来た。女性は娘から「お母さん、それおかしいよ」と指摘され詐欺に気付いたという。

   米軍所属の戦場カメラマンを名乗る男が、「日本に行くよ。立川のホテルを予約した。羽田の税関を通るのに保証金が100万円いるので送金してくれ」とメールしてきて、念のため立川のホテルに連絡すると、カメラマンの名前で予約があって、250万円をだまし取られるという念の入った手口もあった。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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