中間選挙『敗北』のトランプ大統領 強硬外交パフォーマンス!日本にも無理難題

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   アメリカの中間選挙でトランプ大統領は負けたのか、勝ったのか。本人は「大勝利だった。この選挙は私の大統領としての素晴らしい仕事の数々を評価するものだ。メディアは敗北だというが、さまざまな観点からうまくやって行けるはずだ」と強気だ。

   コメンテーターの谷本有香(「フォーブスジャパン」副編集長)「トランプ氏にとって下院を民主党にとられたことは敗北です。圧勝とは言えないが、共和党が上院で議席を伸ばしたことは善戦したと言えます」

   負けではないが、せいぜい滑り込みセーフのトランプにとって、「ねじれ議会」ではこれまでのやりたい放題が通用しなくなるのは必至だ。アメリカ議会に詳しい中林美恵子・早稲田大学教授はこう見ている。

   「大統領が閣僚を指名すると上院が承認の手続きに入るなど、上院はたくさん人事権を持っています。トランプ大統領は自分の思い通りの閣僚で固めることができます」

   しかし、民主党が下院で過半数を取ったことで、下院議長や外交、歳入などの全委員長のポストを独占できるようになり、トランプや側近のスキャンダルを追及しやすくなるという。

米景気後退で金融市場不安定に

   日本には影響があるのか。谷本は「大型減税や財政支出がしにくくなり、景気の不透明感から、金融市場を通して日本に影響があるでしょう。懸念しなければならないのは、貿易政策ですね」という。

   テリー伊藤(タレント)「自分の実力が出せる外交で、強気なことを言ってくるかもしれないですね」

   対日貿易政策で強硬姿勢を打ち出しそうだ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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