今回は体自慢の裸芸人を集め、体力勝負のオリジナルゲームでその一番を競い合う『RAZIN(裸人)』という企画の後半戦だ。フジテレビ大晦日でおなじみの「RAIZIN」にあやかっている。今年(2018年)2月に放送した同様の企画「第2の鈴木亮平選手権」が面白かったが、それを超えられるか。色違いのパンツ一丁で奮闘する出場芸人はペナルティ・ワッキー、オードリー・春日、ハマカーン浜谷、なかやまきんに君、ザブングル・加藤、A.B.C-Z・塚田。まさかのジャニーズ参戦に、前半戦冒頭で、くりぃむしちゅー上田が塚田を「来ちゃいけないの、君は!」とたしなめる一幕も。
トイレ掃除のスッポンを腹にくっつけると、あら不思議...
試合はトーナメント制。前半戦では予選1回戦の春日vs浜谷の「すっぽんフェンシング」は浜谷が勝利。予選2回戦、塚田vs加藤の「ケツ筋綱引き」は塚田が勝利したが、塚田の強さを確かめるため、試しに試合をして勝った春日が勝ち進む(訳わからん!)。予選3回戦、ワッキーvsきんに君の「腹筋アメ ポンピング」では、ルーティーンと称し得意の変顔と変なポーズを決め続け、大会委員長の上田に股間を見せつけたワッキーが競技前に失格。きんに君も、持ちネタの「やるのか、やらないのか、どっちなんだい!」に「やーらない!」と答え失格。
それやこれやで後半戦に。その決勝「スッポンをスッポン」はトイレ掃除用のいわゆる「スッポン」を自身の腹にくっつけ平均台の上に乗り、相手のスッポンを奪った方が勝ちなのだ。これまでもだいぶ泥仕合が多かったが、この決勝でも予想外の事態の連続に。スッポンを腹にくっつけると、どうやら相当痛いらしい。
これは意外な発見。「ずーっと胃を引っ張られているよう」「最初の5秒を超えてから地獄のような痛さ」と訴える2人。余りの痛さで、たただずむだけの2人。結局何もしないまま浜谷が平均台から降りてしまう。この情けない状況に怒った加藤が、浜谷の替わりに春日に挑んだが、やっぱり痛くて、動いただけでスッポンが取れ終了。
さらにまさかの事態。春日のスッポンが腹から抜けなくなる。上田が「誰か春日の取れる奴いるか!」とハッパを掛けるも、春日のスッポンを取ろうとしただけで自分のスッポンがポロッ、スッポンがポロッ...の連続。スッポンがポロッとするだけで妙な脱力感で笑ってしまう。結果、ずっとスッポンが取れなかった春日が優勝。結局試合らしい試合にならなかったが、お笑い的には満点。詳しくは割愛するが、もう一つの特別マッチ「パンティ仮面・イス取りゲーム」も最高にバカバカしかった。深夜にひっそりと今後もこういう笑いを継続的にやっていって欲しいと思う。
(10月26日(金)深夜2:25放送)
鯖世 傘晴