橋下徹・元大阪市長が所属する芸能事務所が日本維新の会に4180万円の損害賠償を求めていると、今週発売の週刊文春(12月8日号)が報じているという。
発端は、昨年6月(2017年)の横須賀市議選補選で起きたトラブルだ。日本維新の会から立候補した佐藤茂幸氏のポスターに、橋下氏の写真と「橋下徹が全力応援!」の文言が載っていた。橋下氏はすでに政界を引退していたため、「応援していない」と抗議し、維新の会も佐藤氏の公認を取り消して除名処分とし、佐藤氏は落選した。
さらに、今年4月の大阪府議選では、維新の会の漆間譲司氏のポスターに橋下氏の顔が半分入ったものがあった。ポスターは橋下氏が引退する前に作ったもので、橋下氏の顔が見えないようシールが貼ってあったのだが、それが半分剥がれていたのだ。
バクモンの事務所が4180万円の損害賠償請求
このためかどうか、テレビ朝日系で橋下氏が司会していたレギュラー番組が終了(昨年9月)になり、TBS系が予定していたレギュラー番組も1回で終了になってしまった。橋下氏が所属する芸能事務所「タイタン」は、これらによる損失の原因は日本維新の会にあるとして、4180万円の損害賠償請求した。
タイタンは「爆笑問題」の太田光の妻、光代さんが代表で、日本維新の会と損害について話し合ってきたが、満足な回答が得られないとして訴訟に踏み切ったという。
日本維新の会の代表は松井一郎・大阪府知事で橋下氏の盟友で、橋下本人は訴訟には関わっていないと説明している。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト