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徳川将軍家に引っかき回される靖国神社 創立150年を前に内紛第2幕

   靖国神社の小堀邦夫宮司が、皇室批判をしたと週刊ポストが報じて、小堀は退任を余儀なくされた。週刊新潮は、徳川グループとの争いの中から、小堀氏の問題発言テープが流出したと報じている。

   徳川グループとは、徳川家の末裔である徳川泰久氏らのことで、氏が第11代宮司に就任して以来、靖国神社は大混乱を起こしたという。たとえば、徳川氏は、明治政府に抗戦した徳川幕府軍の合祀に理解を示すかのような発言をして、物議をかもしたそうだ。

   2月に徳川氏が退任し、小堀氏が就任した。それに対する徳川方の反発があり、テープが流出したというのである。靖国神社は来年、創立150周年を迎えるという。それに向けて組織改編が行われ、それが始動する矢先にこの"事件"が起きたのだ。

   新宮司に就任予定の人物は、徳川グループのナンバー2だそうである。どう変えようとも、今の状態では、新天皇も靖国を「御親拝」することはないと思う。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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