埼玉県さいたま市の吉田一郎市議が同僚市議を「ブルジョア障害者」と呼んでひんしゅくを買っている。吉田市議は今月19日(2018年10月)、市議会本会議で障害者の医療費助成に所得制限を設けることへの賛成討論を行った。
そのなかで、「うちにも年収1354万5000円の車いすに乗った障害者がいるわけですよ。こういった高収入のブルジョア障害者の方は負担していただいて構わない」と、足の障害で車いすを使っている伝田ひろみ市議を見ながら発言した。
この様子は市民にネット中継されており、SNS上で「議員としての資質がないんじゃない?」などと非難の声が噴出した。
伝田市議は「障害を持っている私に対して、何らかの偏見があったのではないかと疑わざるを得ないですよね」と話し、障害者に対する侮辱にあたると指摘している。
半年前には市職員に「首つって死ね」
吉田市議は現在4期目。今年2月にも、市議会で市立図書館の館長に対して「首をつって死ね」と発言して批判を浴びた。
「とくダネ!」がきのう24日(2018年10月)に吉田市議を直撃すると、「架空の人の話をするより、現にいる人の話がいいと思ったが、たしかに品のない発言で反省しています」と謝罪した。
「首をつって死ね」という発言についても、「相手の答弁がふざけた答弁だと思って激怒して言ったが、死ねというのは、議会では絶対に言ってはいけないこと。私が全面的に悪い」と頭を下げた。
司会の小倉智昭「後で謝罪すれば何を言ってもいいってもんじゃない」
コメンテーターの岡部磨知(バイオリニスト)「議会でこういうことを言うぐらいだから、普段は相当ひどいことを言う方なのかな。2月に発言して謝罪して、半年ちょっとでまた謝罪して、今後もこういうことはまたあるんだろうなと思ってしまいますね」