北九州市の砂防ダムから逃げ出せなくなったイノシシの続報だ。きのう24日(2018年10月)、福岡県と北九州市が脱出用のスロープを設置したが、ひと晩たったけさ25日(2018年10月)に確認したところ、イノシシはまだダムの中にいた。
現場の平野早苗リポーターは「2頭は草を食べたり水を飲んだりしながら、時々壁の上の方を見てうらめしそうな表情をしています。ちょっと元気がないのかなとも見えます。6~7メートルのスロープが設置され、夜は登ったような音もしました。ダムの中に食べ物がなくなれば、必ず上がってくるはずなので、絶対に食べ物はあげないでほしいと関係者は話しています」とイノシシの様子を伝えた。
捕獲して逃がすと方針変更
きのう24日には、10羽ぐらいのカラスに囲まれる様子も見られた。カラスが背中に乗ってお尻のあたりをくちばしでつついても、イノシシは疲労がたまっているのか、反応しない。近隣住民の女性は「人に害を与えるイノシシだけど、見るとかわいそう」と話していた。専門家によると、カラスは反撃できない相手にちょっかいを出す習性があり、「死んだら食べよう」と狙っている可能性もあるという。
司会の小倉智昭「見守らなくちゃいけないというけど、スロープをつけるぐらいなら、網とかでつかまえて逃がす分には問題はないんじゃないかなあ」
キャスターの伊藤利尋アナ「法律の解釈とはいえ、歯がゆい感じがしますね」
その後、捕獲して逃がすことにしたようで、よかった。
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト