片山さつき地方創生担当相に「100万円で国税庁に口利きした疑惑ある」と、今週発売の週刊文春(10月25日号)が報じ、片山大臣は全面否定し、名誉毀損で訴えるというが、来週はさっそく第2幕がありそうだ。
週刊文春は「記事には絶対の自信がある。次号以降でさらに続ける」としている。
「やっておきますよ。100万円なんて高いものじゃない」
記事によると話はこうだ。製造業のX氏は2015年7月、税の優遇措置が受けられる青色申告を取り消される事態になり、当時、片山議員の私設秘書だった税理士の南村博士氏を紹介され、「着手金100万円が必要」というので、南村氏の口座に振り込んだ。しかし、2か月たっても音沙汰がないので、議員会館に片山を訪ねた。
片山は「なんですか。忙しいのよ」といったが、100万円の件を話すと、秘書に「こっちに振り込みさせなさい」と怒鳴ったという。南村氏とは連絡がつかず、「やっておきますよ。うまくいったら100万円なんて高いものじゃない」といい、国税局長に伝えておくと話したそうだ。
しかし、結局、X氏の青色申告は取り消され、X氏が南村氏に100万円の行方をただすと、「片山氏に取られた」といった―という内容だ。100万円について南村氏は、「確認します」と受け取りを否定しなかった。
菅官房長官にも突き放され辞任?
司会の小倉智昭「週刊文春は、片山さんが入閣するのを待っていたんですかね」
政治評論家の田﨑史郎氏は「政治の世界では、口座(振り込み)は使わない」という。「口利きはあるかもしれないが、金をもらったらアウトですね」
菅官房長官は「片山氏が説明責任を果たしていく」と突き放した。
田﨑氏「本人が乗り切ってくださいということ。安倍さんの任命責任になる可能性はあります。片山氏に、かわいそうという声は出ないかも」
辞任は避けられないということか。週刊文春の第2、第3弾に注目だ。