観光客とケンカしたあの国場孝之助議員 今度は不倫LINE「パイズリしたい」またまた懲りない「魔の三回生」
同じ週刊文春が、自民党の衆議院議員が不倫相手に「キスしたい」「パイズリしたい」「スカート滅茶苦茶かわいい」などとLINEメールを送っていたのではないかと追及している。沖縄選出の国場孝之助氏(45)がその人。宮崎謙介や豊田真由子、中川俊直らと同じ「魔の三回生」である。
以前、飲み屋から酔っぱらって出て来て、観光客と喧嘩になってケガを負ったと、週刊誌で少し話題になった人物である。祖父は沖縄のゼネコン「国場組」の創業者で、大叔父は元衆議院議員、義父も元県議という「華麗な一族」の出だそうだ。
喧嘩沙汰の前まで飲食を共にしていたのは、那覇市内でガールズバーを経営する女性で、その亭主が、今回、国場議員を告発している。亭主は自分の携帯が壊れたため、妻の古い携帯をもらって使っていたところ、「その中から妻と国場氏の不倫関係を示す親密そうなメールやLINEがたくさんでてきた」というのである。
亭主は国場夫妻に抗議のメールを送ったが、国場の妻から不倫関係を否定するメールが届いたという。現在、妻とは離婚調停中だそうだ。妻も国場も不倫関係を否定している。国場氏は「彼女が結婚しているという事実を知らなかった」といっている。
亭主のほうは「この騒動の間に一度、国場氏の義父が訪ねてきて『何とかならないか。娘に確認したら、国場も不倫を認めている』と言われました」と話しているのだが、真相は藪の中である。
この「魔の三回生」たちは、他山の石という諺を知らない人間ばかりであること、間違いない。
週刊新潮は巻頭で、安倍政権がこれまでは大学教授や医師などの「高度な人材」に限られている就労目的の在留資格を、単純労働者を含めた人材にも広げようという法案を、これからの臨時国会で審議して成立させると大変なことになると警鐘を乱打している。
移民を受け入れようとする声に対して、反対する論理は大体同じである。不良外人が入って来て犯罪が増え、社会が不安定になる。低賃金の外国人労働者が増えると、企業は恩恵を受けるが、働く日本人、とくにパートやアルバイトの賃金が下がる。
外国人労働者は所得が少ない分、収める税金も少ないが、そのための失業対策や住宅対策、日本語の喋れない子供のための教育費の助成などで、財政はますます悪化するなどなどである。
まるで違法移民を受け入れないトランプ大統領のいい分のように聞こえる。少子化や単純労働に就く若者が少ない中、外国から労働者を入れなくては日本という国が成り立っていかないこと、自明である。
現在の悪名高い技能実習生制度は「借金による束縛、暴力または強制送還の脅迫、恐喝、パスポートの取り上げ、その他の精神的な威圧手段を用い、被害者の移動を厳しく制限する」(米国国務省の人身取引報告書より)と批判され、実際、被害に遭った多くの実習生たちの声もメディアに出ている。
都合よく、安い労働力を手に入れようとするだけなら、今回の法案が通っても、同じことを繰り返すだけである。外国人労働者を受け入れ、どう彼らと共存して生きていくのか。これからの日本の有り方、覚悟が根本から問われているのだと思う。